とにかく慎重に!
まるで年代物の美術工芸品のように取り扱っていらっしゃる方が多いと思います
>子供には絶対触れさせない!
>少しでも触ろうものなら、烈火のごとく叱りつけて遠ざける
実はコレ間違いです!
ひな人形という文化が生まれてきたのには
子どもが育ちにくい時代背景がありました
医療も発達していない時代の事、生まれてから何事もなく成人するのが奇跡!
そこで「なでもの」という文化が出来上がってきました
その子に災いが降りかからないように
毎年その子のかわりにひな人形に災厄を引き受けてもらうのです
鳥取などで行われる「流しびな」がその原型に近いと思います
【大辞林より】
(引用開始)
なでもの【撫で物】
禊みそぎや祈禱きとうなどのとき、からだをなでて穢けがれや災いを移し、
身代わりとして川に流したりする人形ひとがたや衣。形代かたしろ。
(引用終了)
持ち主であるその子供が触れてこそ意味があるのです
毎年の飾り付けはお子さんを中心に、ご家族みんなで楽しく行ってください
おひな様は割とじょうぶにできています、ぜひお子さんにも持たせてあげて下さい
気を付けなければいけないことは二つだけ
お顔を素手でさわらない事!顔どうしぶつけない事!
胴体に比べてお顔は繊細にできていますが、ベタベタ触らなければ大丈夫です